AWS EC2からHyper-VへのVM移行を試してみました – その2

「AWS EC2からHyper-VへのVM移行を試してみました – その1」をお読みいただき、ありがとうございます。

今回は、以下の「ステップ1:AWS EC2を構築」について、EC2 仮想マシン(VM)の移行検証環境として、移行元のEC2インスタンスを構築してみます。

・ステップ1:AWS EC2を構築
・ステップ2:AWS EC2にバックアップ保存用ボリュームを追加
・ステップ3:AWS EC2をバックアップ
・ステップ4:バックアップから直接Hyper-V上に仮想マシン作成
・ステップ5:移行後の処理

具体的には、以下の構成概要図の[VPC(Virtual Private Cloud)]と[EC2(Elastic Compute Cloud)]を作成して、リモートデスクトップ(RDP)から接続するまで進めてみたいと思います。また、どなたでも試していただけるように、詳細にまとめてみました。

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AWS EC2 から Hyper-V への VM 移行を試してみました – その1

一度クラウド化したものの、利用コストが当初見込みを大きく上回ったりするなどの理由で、「オンプレに戻すことを考えている」というお客様の声をお聞きすることがあります。
「どげんかせんといかん」と勝手に思い込み、クラウド初心者の私が AWS EC2 から Hyper-V への VM 移行を「ActiveImage Protector」の「バックアップ」と「仮想化」機能を使って試してみましたので、その話をしようと思います。

試す前に、AWS EC2、VPC、EBS・・、意味不明な用語について、得意のインターネットからググり何とか理解?して、試行錯誤の末に以下の検証環境を構築しました。

・移行元: AWS EC2インスタンス(Windows Server 2016 (x86_64) t2.micro)
・バックアップ保存先:追加ストレージボリューム(Amazon EBS)
・移行先: Hyper-V(Windows 10 Enterprise)

検証概要は、こんな感じです。
悩みましたが、簡単、確実、且つローコストで移行できる方法ではないかと、いつものごとく勝手に思い込んでいます。

EC2 の移行と書くと凄そうですが、単にバックアップ保存先を EC2 のローカルボリュームに配置することぐらいです。失敗談として、バックアップ保存先の追加ボリュームが別リージョンに作成されていたため、バックアップ検証毎にデータ転送料金「DataTransfer」が加算されていました。

最後に、実際試してみて「ActiveImage Protector」の「バックアップ」と「仮想化」機能を利用すれば、クラウドからオンプレへの移行が簡単にできます。今回の検証方法について、全部一気に書くととても長くなってしまいますので、今後、以下のステップで紹介していきます。

次回は、「AWS EC2インスタンスを構築」についての話をしたいと思います。

・ステップ1:AWS EC2 を構築
・ステップ2:AWS EC2 にバックアップ保存用ボリュームを追加
・ステップ3:AWS EC2 をバックアップ
・ステップ4:バックアップから直接 Hyper-V 上に仮想マシン作成
・ステップ5:移行後の処理

By Oki

[仮想化設定の画面]

[Hyper-V 上に変換された直後の仮想マシン]

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